p.16-9  関東地方で使う電気の3割は
    福島県などの原子力発電所で作られていた
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福島原発事故以前、原発がベース電源として動かされていた頃↓

 原発で作られた電力は、現実には使用電力の約3割に達していました。でもこれには仕掛けがあります。原子力発電の設備容量(発電能力)は全発電所の発電能力の2割そこそこです。それなのに発電電力量では約3割になりました。原発は小回りのきかない発電方式ですから、一度動かし始めたら、定格出力のまま次の定期点検まで動かしっぱなしにするしかありません。途中で出力を下げたりすると不安定になります。そこで、日本では原発を"ベース電源"という位置づけで四六時中原発を定格出力で優先的に動かしていました。ですから、発電電力量で約3割に達したのです。
 このように優先的に動かされていたため、稼働率が上がり、発電コスト的にも有利に働くことになりました。
 1991年の『原子力PA方策の考え方』以来、強調されるようになった"1/3は原子力"という宣伝文句の裏事情は実はこういうことだったのです。

        
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