教員用 p.13 身近な放射線や放射能の存在を
        理解できるようにする。

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 放射線・放射能をどうして身近な存在として理解しなければならないのか、 その意図が問題である。福島原発事故によって、拡散された放射性物質に苦しんでいる 6万人以上の避難者がいる中で、放射線利用への理解を求め、その普及促進を図ることが いまなすべきことだろうか。
 現在、汚染が広がったこの状況で、放射線測定器を用いれば、誰でも簡単に放射性物質の汚染状況を確かめることができる。そうした状況でこどもたちが持つべき認識は、基本的に放射線は生物と共存できないもので、環境中の放射線は少ないほどよいという認識のはずである。 また、身の回りに放射線があったとしたら、どのようにすれば被ばくを避けることができるか、ということこそ 学ぶべき事柄だと思われる。
 この部分の記述は、放射線の利用により利益を得る個人・団体の意図が働いているのではないかとさえ、疑われるような内容である。
 

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