生徒用p.12  1898年ラジウムの発見 
         マリー・キュリー、ピエール・キュリー
↑前のページへもどる

 キュリー夫人のラジウム発見は、偉大な業績です。 一方で、第一次世界大戦中にキュリー夫人自らが放射線を利用した負傷兵士の X線撮影などの活躍もしたこと、それ故にそうした活躍のために彼女は大量の 被ばくをして、放射線障害と見られる症状に苦しんだことも重要な事実です。
 当時は放射線による障害の知識が無かったという歴史的な限界もありました。 現在の私たちは、そうした放射線の功罪を知っているはずですから、 メリットだけを取り上げるのではなく、それにともなう「犠牲」の存在も指摘すべき ではないでしょうか。

↑前のページへもどる   検証TOP▲