教師用p.11 指導上の留意点 DNAの損傷 ↑前のページへもどる

 いま、この副読本は放射線の影響について述べるべきで、他の「色々な要因」によってDNAが損傷することを、ここで学ぶ必要はないのではないでしょうか。DNAの放射線による損傷を相対化させることによって、その影響を小さく見せようとする作為が感じられます。
 放射線によってDNAは損傷を受けます。しかし、この副読本のどこを見てもDNAの損傷や修復のメカニズムについては記載されていません。それなのに、学習のポイントや指導上の留意点には、「損傷」「修復」を理解するようにと書かれています。高校生ならば、DNAの二重鎖などの構造を学んでいますから、そのDNA構造が放射線によって損傷を受ける説明を加えた方が、理解が進むはずです。
  こちらをご覧下さい。

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